高齢期の生活

 一般的に年を重ねるごとに心身面の変化が現れます。
 特に高齢期に入ると、今まで簡単にできていたことに時間がかかったり、難しくなったりということもあります。
 自分の心身の変化に応じて、自らが意識して対応していく必要があります。

【体力の低下】
 身体面の変化として体力の低下があげられます。
 筋力の低下により、重い物が持てない、長時間の歩行が難しいなど、日常生活への支障が発生する場合があります。
 また、免疫力の低下により、病気にかかりやすくなったり、治りにくくなったりすることもあります。 

 身体面の変化は徐々に起こっていくため、自分では気づきにくいこともあります。
 普段から意識して体調管理に気を付けていくことや、普段から散歩をするなど日常生活に必要な筋力が大きく減少しないような工夫が大切です。

【認知症】
 高齢化に伴い認知症と診断される方が増加しており、介護サービスにも認知症対応型通所介護や認知症対応が共同生活介護(グループホーム)など、認知症に対応したサービスがあります。

 高齢期になると、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが苦手になったりする「もの忘れ」が現れることがありますが、「もの忘れ」は年相応の症状であり、認知症とは異なるものと捉える必要があります。

 政府広報オンラインの「知っておきたい認知症の基本」では、加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れの違いについて、以下の例をあげています。 

加齢によるもの忘れ認知症によるもの忘れ
体験したことの一部を忘れる
例)朝ごはんを食べたことは覚えているがメニューが思い出せない
体験したことの全てを忘れている
例)朝ごはんを食べたこと自体を忘れている
もの忘れの自覚があるもの忘れの自覚がない
症状は極めて徐々にしか進行しない症状は進行する

 認知症が疑われる場合は、早めにかかりつけ医や地域包括支援センターに相談しましょう。