相続財産

【相続財産】 
遺産分割の対象となる財産にはどのようなものがあるでしょうか。
 預貯金や不動産、有価証券などはプラスの財産ですが、住宅ローンやクレジットカードの未払金などはマイナスの資産となります。
 相続の際には、プラスの財産もマイナスの財産も相続人全員の共有財産となります。
 プラスの財産よりもマイナスの財産が多い場合、相続放棄や限定承認の選択肢がありますが、その手続きは相続の開始があったことを知った日から3か月以内に行う必要があります。
 この手続きを行うかどうかの判断は財産を確認してからとなるため、どのような財産があるかわからない状態から財産調査を始めると、手続き期限までに調査が終わらないといったリスクもあります。
 このことから、相続財産については、エンディングノート等でプラスの財産とマイナスの財産それぞれをまとめておき、相続人がすぐに判断できるようにしておくことが大切です。

【相続税】
 相続税の対象となる場合は、10カ月以内に相続税の申告・納付が必要となります。
 相続税は、資産の総額から基礎控除額を差し引いた額に税率をかけることとなります。
 この基礎控除額は、3,000万円+600万円×法定相続人の数となります。

例:相続人が配偶者と子2人の場合
  3,000万円+600万円×3人(配偶者と子2人)=4,200万円
※基礎控除額が4,200万円なので、相続財産の総額が4,200万円以下であれば相続税は0円

 <相続税計算時の注意点>
 贈与財産のうち、被相続人の死亡前7年以内に贈与された財産や相続時精算課税制度を利用して贈与された財産は相続税の対象となります。

 相続財産の中には、預貯金など額面どおりの金額で計算するものもありますが、不動産等の金額がわかりにくいものもあります。
 相続税がかかるかどうかわからない、相続税の試算をしてもらいたいと考えることもあると思います。
 「税務代理」、「税務書類の作成」、「税務相談」は税理士の独占業務とされていることから、個別具体的な相続税の計算については、税理士にご相談ください。