有価証券の整理
近年、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度が整備されたことや株価の大幅な上昇などに伴い、預貯金以外の金融資産として、株式などの価格変動の大きい資産を持つ人が増えています。
・NISA :株式や投資信託などで得た運用益や配当金が非課税になる制度
・iDeCo :自分で掛け金を拠出して運用し、将来の年金資金を形成する私的年金制度
また、多くの証券会社等が口座開設キャンペーンを実施しており、複数の口座を開設している方も多いと思われます。
しかしながら、家族や親族がみんな有価証券等に理解があるとは限りません。
一昔前は、「株式はギャンブル」、「株で破産する」と考える方もおられ、今もそのように思われている方もおられます。
有価証券を持っている人も、その仕組みをすべてを理解しているとは限りません。
自分に万一のことがあった場合、どのように処理すればよいのか皆目見当がつかないといったことになるかもしれません。
口座開設しているのが、実店舗のある証券会社等であれば、その会社に直接相談に行くことができます。
しかし、ネット証券等の場合は、電話相談或いはメールでの対応が必要となる可能性が高く、聞いたことのない専門用語を調べながら大変な労力を要することが安易に想像できます。
どこの証券会社等に口座を開設しているのか、連絡先の電話番号やメールでの問合せページなどをわかりやすく整理しておくことが重要です。
自分がこれからも取引をしていくから大丈夫と判断しても、年齢を重ねるうちに判断能力が衰えてくることも考えられます。
株式等は、日々の価格変動が大きいことから、自分では大丈夫と思っても、年齢によって徐々に減らしていくことも考えましょう。
【万一、相続することとなった場合】
亡くなった方の有価証券を相続する人の口座に移す必要があります。
相続する人に口座がない場合は、新たに口座を開設する必要があります。
初めて口座を作った場合は、取引のタイミングや取引の仕方もわからないと思われますので、手続き方法や処分の仕方などを残しておくとよいかもしれません。
