遺言とは
遺言は、自分が亡くなった後に、「誰に、どの財産を、どのように残すのか」という意思を示すものです。
「遺言書」は ”いごんしょ” や ”ゆいごんしょ” と呼ばれますが、遺族にその意思を伝えるために遺言書という形で残す書類です。
そのため、「遺言書」がある場合は、その意思を確認し、速やかに遺言の内容を実現することが重要です。
「遺言書」を作成できる人の要件が定められています。
| NO | 要件 | 説明 |
| 1 | 年齢要件 | 原則15歳以上 |
| 2 | 意思能力 | 自分の意志で遺言書を作成できる能力を有する (認知症などの場合、遺言書の有効性が争われる場合があります) |
遺言書には次のようなメリットがあります。
1.自分の希望する配分を指定できる
2.相続人以外に財産を残せる
3.相続手続きがスムーズに進み、遺族の負担が軽減できる
相続では、財産の分け方を決める際に感情的な対立が起こる場合があります。
それまでは問題なく過ごしていても、遺産分割のことになると、家族の介護や自宅の管理、これまでの家族のかかわり方など、大きなことから小さなことまでそれぞれの想いが複雑にからみあい家族の絆に亀裂が生じることもあります。
これらの問題を軽減するためには、遺言書で配分を指定しておくことと、その配分方法の理由も一緒に残しておくことが有効と思われます。
<遺言書が必要かもと思ったら>
まずは、資産の整理と相続人の確認から始めることをお勧めします。
相続財産の多寡にかかわらず、どの資産をだれに残すのかを考えるのは簡単ではないと思われます。
色々なケースを考えていると、昨日の想いと今日の想いに変化が生じることもありますので、今考えてすぐに遺言書ができるということは少ないのではないでしょうか。
一方で、いずれは必要かもしれないが、すぐには作らなくてもいいのではと考える方もおられると思います。
遺言書の要件にもあるように認知症や病気などで遺言書を作成できなくなったり、作成しても相続時に意思能力に疑いがあるともめる場合があります。
すぐに完成を目指さなくても、少しづつできるところから始め、どのような資産配分が望ましいか継続して検討を重ねていくことが大切です。
遺言書作成の前にエンディングノートを活用するのもよいかもしれません。
